BambTech

コンピュータサイエンスの学習記録等です。

近況整理(仕事編)

この1,2ヶ月で結構大きな決断をプライベートと仕事で1つずつしたから、整理してみる。
これはその仕事編の整理

wamiota.hatenablog.com

これは何

COVID の渦中だけど、転職をすることになった話。
最終出社日を迎えたから、今の気持ちを整理したい。

現職について

新卒でアクチュアリーと呼ばれる職種の候補生として保険会社に入社した。
いろいろあってエンジニアにジョブチェンジしたいと思い、拾ってもらえたのが今の会社。

最初はいわゆる業務システム的なものの開発をしているチームにジョインすることになった。
ソフトウェアエンジニアリングのソの字もわからない中で、新しいことだらけの毎日だった。この時期がもしかしたら一番大変で一番勉強したかもしれない。
ただ、若手が多いチームだったから、研修のようなものは充実していたように思う。初めてのチームとしてすごくよかったのではないかなと思う。
保険会社はチームビルディングのかけらもなくて、人間関係の階層化が激しいところだったから、最初の頃は全然違う環境に慣れなかった。たくさんのご迷惑もかけてしまったのではないかと思う。

業務システム的なものの開発に1年2ヶ月くらい携わったあとに、別のチームにジョインした。
結果的にこのチームにはこれまでの10ヶ月ほど在籍したことになる。長くはないけど、すごく思い入れのある期間になった。

技術的には、Golang, GraphQL, gRPC, k8s, GraphDB などすごくモダンなものを使って開発をしていた。
自分がメインで担当したモジュールについてはスクラッチでの開発だったし、コードベースのアーキをどう作っていくかにも携わることができた。本当に大きな経験だった。
あと、ステークホルダーを意識した仕事の進め方や、タスクやモジュールに対してオーナーシップを取ることも少しはできるようになったかなと思う。

このチームでは、自分からチームビルディング的なことにも率先して取り組んだつもり。
どうすればチームメンバーが働きやすい環境になるか、チームとして進捗を出すにはどうすればいいかという部分も自分なりに必死に考え、実践する経験にもなった。

また、チームメンバーが自分以外海外出身の方々だったから、文面でのやり取りは基本英語を徹底するようにできたのもよかった。
MTG まで英語はちょっと踏み出せなかったけれど、ネイティブもいる中でいろいろな英語の使い方を学べたり、英語で伝えるにはどうすればいいかを考えられたのはすごくよかった。
リモートの中、チームの Slack Channel は発言・相談・雑談をしやすい場として存在していたし、欧米のノリ的なものも感じることができてすごく楽しかった。
これからは普段から英語を書かなくなるから、なんとか英語学習を継続できるよう有給消化中にどうするか考えたい。

現職はすごく居心地が良くて、多くのことを学べた場でもあって、本当に毎日楽しく働くことができた。仕事したくないって思った日を数えるのが難しいくらい。
いろいろな価値観に出会って、いろんな勉強をさせてもらって、自分の考えも大きく変わった2年間だった。間違いなく自分の人生の大切な期間の一つになると思う。
また、そう思える会社で働くことができた自分はすごく恵まれているし、幸せだと思う。本当に感謝しかない。

転職のきっかけ

ガッツリ転職活動していたわけではなくて、話をいただければ聞く程度だった。 結果的に転職することになったけど、理由としては2つ。

  1. 会社の創業期から、一つの組織・プロダクトを作り上げていくフェーズに挑戦したいと思った
  2. 世界を相手にしたプロダクトの開発に携わって、いずれは自分も海外に出ていきたいと思っていた

現職は今はもう結構大きな会社で、細かい文化はチームによって別れているけど、全体的な方針等は持っているし、ソフトウェア開発も多くのプロジェクトが並行で走っている(文化に関してはすごく柔軟だった)。 世の中での認知度もかなりのものだと思う。
抽象的な社内文化・制度ができていくフェーズで自分の考えを発信したり、いろいろな考え方を吸収すること、プロダクトの成長フェーズを初期から肌で感じることができるのはスタートアップかなと思った。

現職は出戻り自由を掲げているし、とてもありがたいことにまた戻ってきてほしいと言ってもらえてる。
保険として考えるのはよくないけど、評価してくれていて戻る場所もありそうなので、挑戦したいという自分の今の気持ちを大切したいなと思った。

これから

toB 向けのプロダクト開発に携わることになる。すでにプロダクトはリリースされていて、シリーズAに向かっているようなポジションに当たる(厳密には違うけど)。
元から国外へ出ていくことを目標として作られたプロダクトで、海外に出ていきたいと思っている自分ともマッチしているなと思った。
まだまだ歴は長くないけれど、これまで経験してきたこと、自分の中で深く考えて持っているものを駆使して頑張りたいと思う。

今はまだ入社前だけど、まだ知られていないものを世の中の人たちに知ってもらえるように、試行錯誤していくことを想像すると、不安もある一方で結構ワクワクしてもいる。
これまで以上に自分で考えて動いていかないといけなくなるし、すごく大変だと思うけど、楽しく頑張っていきたい。